モンスター愛護団体クリンピスに所属する、エルフ族のクリフ・マッケンジーさん(176)が、SNS上で現在生中継中のテレビ番組「人間?魔王軍?死ぬのはどっちDeショウ!」に苦言を呈した。
クリフさんは、スライムやハーピーなどが貴族の間でペットとして人気があることを告げ、番組内で連合軍による罪のないスライムやハーピーの殺戮シーンを放送することに倫理上問題があると訴えた。
SNS上の一部ユーザーから罪のないスライムの見分け方の質問をされると、クリフさんは「そもそも罪があるのは、戦争という愚かなで不毛な殺戮行為を見世物にする人間達なのです。この世に生ける全てのスライムは生まれもった防衛本能に従い、抵抗しているにすぎません。そう、スライムこそ人間の生来の気質を試す、鏡と言えるでしょう。」と持論を語った。
またクリンピスは、今後も無慈悲な殺戮行為をマスメディアが報道し続けるなら、徹底して抗議をしていく姿勢を改めて強調した。