昨日6日、各地で行われた魔法式蹴球(以下、サッカー)のグランドール一部リーグで、物議を醸す事件が起こった。
「ドリトス」対「プリングル」の後半戦、両者0対0のまま延長戦にもつれ込む寸前に「プリングル」に所属するエース、マルクス選手がゴールに向けて50M越えのロングシュートを放った。
ボールはディフェンスの風魔法により軌道を狂わせられゴールの枠に当たったが、その後マルクス選手が魔法「ゴッドハンド」を使いボールをゴールへ押し込んだ。
「プリングル」側は、サッカーにおいて手を使うのは反則行為とされているが、魔法によって神の手を召喚するのは反則行為に含まれていないと主張。
これに対し「ドリトス」側は召喚魔法であっても手は手だ。むしろ「手を使っただけでなく、召喚したその瞬間フィールドには12人いることになる。人数の面でもアウトだ。」と主張した。
サッカーにおいて召喚魔法の使用については、まだ明確な規定が作成されていない。この日の審判は折衷案として、ゴールは認めるがマルクス選手にレッドカードを出し退場させた。