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[第5回]リクルーターに聞いた。ブラックな傭兵団を見分ける6つの方法

昨今、魔王軍の侵略行為の増加により、戦闘のできる人間の需要が増え、肉が値上がりしています。
そこで今回は、傭兵団への就職を考えている人のために、傭兵団への転職をサポートするリクルーターに聞いた、ブラックな傭兵団を見分ける方法をまとめていきます。今回は5回目。

5. 団長が魔法使い。
傭兵団に入団する前に、団長の経歴は必ず調べましょう。団長が元王国騎士団出身者だと、比較的職場環境が良い傾向にあるようです。逆に団長が調合や錬金系の魔法使いだと気づかぬうちに洗脳され、極限まで肉体を酷使されてしまう傾向にあるようです。

過去に、過労死が問題になった傭兵団「ワンタンミン」では
まず、団員の証として特殊なネックレスを配布し、定期的にネックレスから催眠効果のある魔力を浴びせます。
その後、傭兵団の食事に薬物を混入。団員を気づかぬうちに躁状態にさせ、恐怖心やストレスなどを忘れさせていました。大体1ヶ月ほどで、団長の言うことを聞くだけの人形に変わっていったそうです。

当時のワンタンミンを知るリクルーターによると
「団の宿舎に入ると、雰囲気が異様でしたね。5日間ぐらい寝てないのがあたりまえ。皆、目が血走っているんです。でもどこか表情が弛緩していて、食事の時間になると飴に群がる蟻のようにブワーっと集まり一気に食べるんです。」
「戦闘も、団長を護るために団員が特攻するのが当たり前で、皆笑いながら死んでましたよ。今でも、思い出すだけで吐き気がしますよ。」

という悲惨な状態だったようだ。
皆さんも団長の経歴はちゃんと調べて入団しましょうね。

(次回へ続く)