先月7日、魔法研究家のグレム・グリアム・グリモワールⅩⅢ世(48)が発表した論文「言霊が世界の魔素<マナ>に与える影響とその高まりについて」で提唱された、言霊具現理論の有効性が実証され、魔法使い達の間で改名がブームになっている。
言霊具現理論とは、魔力的に意味のある言葉を自分の名前として洗礼の儀を行うと、わずかだがその名前に応じた加護が得られ、魔法の効力が上昇するというものだ。
発表当時は眉唾理論として嘲笑されていたが、大魔導師リュカ=アクア(67)がツエッター上で本当に効果があったことを報告し、一躍改名がブームとなった。
改名した魔法使い、クリムゾンノヴァアグニ・バーンバーニング・インフェルノフレアダークさん(58)は「改名してから、火の魔法の火力がアップしたよ!でも、やりすぎには要注意だね。常に体が微熱状態になって困ってるんだ。一年中夏みたいな気分さ。」と笑顔で話した。