カルチャー

キマイラユッケ、蛇部分で200人以上が食中毒。無免許でバイトが調理。

世界食育機構は、カンザ都市同盟北部にある「本格焼肉道場GIRIGIRI」(以下、GIRIGIRI)でキマイラのユッケを食べた約200人以上が発熱と下痢の発症を訴え、内38人が治療薬の効果を跳ね返す呪い状態となったことを発表した。

キマイラは、ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ比較的ポピュラーな魔物。一体で三種類の異なった肉質を持っていることから、愛好家が多く、魔物肉の中でも高級な食材の一つ。

なかでもGIRIGIRIの出す、三種の肉全てを使ったキマイラユッケは絶品で、各界の著名人にファンが多い料理となっていた。

ただし、キマイラの持つ毒蛇の尻尾にはその名の通り人体に害を与える有毒な物質が含まれているため、調理するには特殊生物調理師の免許が必要。

調査によると、今回騒ぎが起きた時間はアルバイトがユッケを調理しており、無免許でキマイラの生肉を提供していたと見られている。

幸い死者は出ておらず皆完治に向かっているが、今回の事件を受けて、GIRIGIRIは都市同盟から営業停止命令を受けた。