カルチャー

王国相撲、まわしの裏にルーン文字刻み筋力アップした力士反則負け。

本日からグランドール王国で開かれている王国相撲夏場所1日目で、珍事件が起きた。

前頭の力士、魔方の富士(まほのふじ)が取組前の土俵上でしこを踏むと、着用している廻しの股間部分が黄金色に輝き出した。しこを踏むたびに輝きは増し、相手の力士も目を背けるほどになった。

行司が「君、光っているけど、大丈夫かね?」と聞くと、輝きが消え、魔方の富士は「問題ありません。」と答え、構えた。

そして取組が始まった瞬間、魔方の富士が相手に張り手を繰り出すと、相手は遥か後方に吹っ飛び観客席に突き刺さった。

あきらかに常識を逸脱した破壊力に、取組後に身体検査が行われ、魔方の富士の廻しに筋力増強の効果を持つルーン文字が刻まれていたことが分かった。

魔方の富士は除籍処分となった。