本日11時グランドール王国の宰相が、国内で流通する魔法加工食品全てに加工マークの表示を義務付けることを発表した。
食品に対する魔法の使用は、使い方次第で劣悪な素材の価値を劇的に向上させる可能性があるとして業界内で注目されている技術。
特に大資本をもたない中小企業では優秀な魔法使いを雇うことで、味や品質をカバーできるとして、すでに積極的に生産ラインに組み込んでいる所もある。
一方で、魔法加工食品には出荷後にも微量な魔力が残っているケースがあることから、魔法への抵抗力がない人に悪影響があるのではないかと危惧されている。
今回の王国の対応は、一部批判はあるものの長期的には有効な施策だと食品業界も概ね歓迎の姿勢のようだ。