食の都テンジンにあるシビエ料理専門店「イソップ」で冷蔵庫に保管していた食用の鶏卵からコカトリスが孵化し、従業員を襲った。
「イソップ」は去年のビシュランでシビエ料理としては初の二つ星を取得した有名店。
通常、食用の鶏卵に有精卵を使っていても、特殊な環境下におかれない限り、コカトリスへは孵化しないが、「イソップ」では鶏卵と合わせて、魔女の涙とエビルスネークを冷蔵庫に保管していたため、それらが偶然魔法的作用を生み出し孵化したようだ。
捕縛しようとしたシェフや従業員3名が軽い裂傷を負ったが、孵化したコカトリスはすでに弱っていたため、しばらく店内を暴れまわったあと衰弱し絶命した。