本日の19時ごろ、グランドール王国の国立魔法学院で個人情報の流出があったとして、ムゴナガル学院長が記者会見を開いた。
今年の3月後半ごろから、学院に通う生徒の親から、頻繁に不審なチラシや魔導ネットのメールが届いて困っている。学院で管理している生徒の個人情報が洩れているのではないかと問い合わせを貰ったため調査開始。
約1ヶ月の調査の結果、流出ルートが判明した。流出犯は、学院の事務職として雇っていた派遣魔導師の女性ネピリム=カシヤマ(34)さんで、昨年11月から約20万人の個人情報を特定の業者に売っていたと見られている。
ネピリムさんは、憲兵の取調べで「記憶がない洗脳されていた」と証言しているが、グランドール王国の東に位置する独裁国家アギレムの商人と密談していたとする目撃情報もあるため、憲兵団はスパイの可能性も考慮して作業を進めているようだ。