貴族出身の冒険者2名、宝箱をハンマーで粉砕。四代目箱之介が痛烈批判。

現在、蒼の洞窟で実施中の「箱之介プロデュース、春の宝箱設置祭り」で、昨夜冒険者による宝箱の破壊活動が行われた。

冒険者は貴族出身の男性2人組みで、鍵がなければ開かない「施錠宝箱-錦-」を無理やり開封するため、装備していたハンマーで叩き割った。

封入されていた「帰還の宝珠(※)」を持ち去ろうとした所を設置祭りに参加していた他の冒険者に取り押さえられ捕縛されたようだ。

「最近の若い冒険者は粋じゃないね。開封できない宝箱に遭遇すると、すぐにネットの設置場所まとめwikiを見ちまう。自分じゃ開けられないと見るや、力に頼る。本当に短絡的になっちまったよ。こんな有様じゃあ、どっかの怪盗の方がまだ良いってもんよ。」

メイン設置職人である四代目箱之介さんは、昨今の冒険者のマナー違反について痛烈に批判した。


※帰還の宝珠 : 魔力を込めると、洞窟やダンジョンの外に出られる不思議な宝珠。一回使うと壊れてなくなる。