カルチャー

テレビ局の撮れ高。要望応えようとした兵士が魔物に殺害。

伝令兵の連絡により、戦争生中継中のブシテレビ局のスタッフ達に促され、カメラの前で魔物の討伐行為を行っていた兵士がダークドラゴンに噛み殺されていたことが判明した。

ブシテレビのスタッフ達は20分ほど前から、テレビ栄えしない後方部隊の兵士達の映像に業を煮やし、前線に移動して中継を開始。前線で戦闘中の兵士達に「カメラの前でドラゴン倒してくれたらギャラ払いますよ!」と声をかけ、何度か魔物の討伐行為を促した。

実際にカメラの前で魔物が討伐されると、比例して視聴率が上昇したため、要望は段々とエスカレートしていった。仕舞いには「三刀流でドラゴンの羽と首を同時に切断し、それぞれの部位を1カメ、2カメ、3カメで撮れるように討伐したら100万マニー払いますよ!」と周囲の兵士達に宣言していた。

殺害された兵士は、今回が初めての戦場だったという。