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テイスティングで恥をかかせたとして、貴族がソムリエを拷問。

昨日、5月2日にグランドール王国北東部を領地に持つ、オイディーヌ伯爵家の地下牢から、一ヶ月前に行方不明になっていた、ソムリエのドナ=ガーバンバッチさん(34)が発見された。

伯爵家に勤めるメイドの密告によってドナさんが捕らわれていることが発覚。周辺を警備していた王国騎士団が、地下牢に突入し事件が表沙汰になった。

ドナさんは極度の疲労状態に加え、肉体にも無数の傷があったtめ、投獄されている間、拷問されていたとみられている。

きっかけは、一ヶ月前に開かれた、オイディーヌ伯爵家の長男の誕生パーティ。余興で行われた、テイスティング大会で出される飲み物を取り仕切ったのがドナさんだった。

テイスティングが始まると、オイディーヌ伯爵は全問不正解で最下位。ただの水を白ワインと品評したり、麦茶をコーヒーと間違えるなど、さんざんな味覚だった。

これに恥をかかされたと感じたオイディーヌ伯爵は「お前が私の味覚を狂わせた」とドナさんを地下牢に投獄したということだ。