カンザ都市同盟で魔法機能障害について研究をしている、ジョアンヌ教授(34)が自身の講義で睡眠魔法「スリープ」の機能障害についての解説を行った。
教授によると、スリープによって引き起こされる睡眠はレム睡眠。脳は動いているが肉体は寝ている状態になっており、スリープがかけられると短時間ではあるが夢を見るそうだ。
またレム睡眠が存在しない、水中哺乳類系統の魔物や能力値が低く常に捕食される危険のある魔物はスリープの魔法が効かないことも明らかにした。
最後に教授は、今後、脳を休息させるノンレム睡眠状態を作り出す新しい睡眠魔法が発明されたら、脳のある生物全てに対して作用する凶悪な魔法になるかも知れないと締めくくった。