魔法

妖精ウォッチ、ユニシア大陸で異例の大ヒット。妖精人気に格差。

魔法が使えない子供達にも妖精が見えるようにと、魔法杖メーカー「ロッティエ」が開発した腕時計型の妖精探知機「妖精ウォッチ」がユニシア大陸全土で120万台以上を出荷し、異例の大ヒットとなっている。
その人気ぶりは子供達だけにとどまらず、「今まで神秘的な印象だった妖精を民主化した。」と大人達にも大人気。休日は家族で妖精を探して楽しんでいるようだ。

妖精達も人間達に受け入れられて概ね良しとしているようだが、一部の子供達に不人気の妖精達は扱いの悪さに批判的な様子。

馬糞の妖精であるバフンさんは「人間達は、花や水の妖精とかが好きなんすよ。俺らだって、毎日毎日、大地を肥やしてるってのに。結局見た目なんすよ。」と嘆息。その後、大地を肥やす作業に戻っていった。