17日の19:00から18日の午前2:00にかけて、グランドール王国東部にある「神隠しの洞窟」に存在する稀少な薬草「マジックマッシュ草」の採取権をめぐり、大手道具屋チェーン同士で抗争が起きた。
争ったのは、24時間営業の道具屋チェーン「ヘブンイレブン」と老舗の道具屋チェーン「アワーズフジミ」で、新入社員同士の口論が発端となった。
「マジックマッシュ草」は使用すると躁状態になりストレスを吹っ飛ばすと、芸能人などに大人気の薬草。本来、魔王軍の支配下にある北方の洞窟でしか採取できない薬草だが、「神隠しの洞窟」には一箇所だけ少量だが採取できる場所がある。
当初は居合わせた二社で薬草を分け合う予定だったが、「薬草おにぎり100円セールの目玉に使いたいんで、アワーズさんは少なめでお願いしゃーっす。つーか、取っても売れないっしょ。」という「ヘブンイレブン」の新入社員の発言により、二社で争うこととなった。
アワーズフジミは、昨年末から各地の店舗を閉店しており、経営が危ぶまれている。