カルチャー

魔法研究室、魔力のビッグデータ活用して町の安全度マップを作成。

本日14時、カンザ都市同盟中央部にある魔法研究室が、魔力データやWEB上で公開されている戦闘経歴などのデータを組みあわて町の安全度を試算するマップシステムを公開した。

研究室職員によると、昨今の衛星魔法の発達により魔力の強弱を遥かな高みから俯瞰して観察することが可能になった。これにより(あくまで魔力が基準となるが)どの地方にどれだけ強い人がいるのか一目瞭然となった。

今回の安全度マップは、さらにそれらのデータを解析して分かり易く図示したもので、付近に魔力量の多い人がいればいるほどそのエリアは青く表示され、魔力を感じられないエリアは赤く表示されるそうだ。

旅行や出張などで国内外を移動する際は、このマップを活用することである程度危険を避けることができると見られており、来年春から各ガイドブックなどへの表示も検討されている。

ただし現状のシステムだと、人里離れた盗賊団のアジトや魔王軍の拠点などもマップ上で青く表示されるため、旅行者などが逆に危険に近寄ってしまう恐れがあるのではないかと見られている。