[大聖堂跡地での戦い⑥] 異常なる強さ。トラヴィス=クロフォード。

社会 A.C.0124年 04月29日09時20分

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グレンさんの登場によりやや緩んだ空気の中、勇者候補生のトラヴィス=クロフォードさんは、四天王「ダレルシャン」の懐に飛び込み、斬りあいを始めた。

「大体分かった。」
と呟いた通り、先ほどの苦戦が嘘のような身のこなしにグレンさんも驚きを隠せない。

ダレルシャンの槍には凶悪な呪力が込められているのか刃先が黒く鈍く光り、かすっただけで死を連想させる。
一撃一撃に命を賭さざるをえない状況の中で、トラヴィスさんは見事な体さばきで槍の刺突攻撃を全て完封する。

刃と刃が衝突する際は、刀に魔力を込め、呪力を調和し、刀身に無用な負荷をかけない。相手の魔法には反属性の魔法で相殺。魔力を調整し筋力や敏捷能力の補助を細かく調整した緩急のある動き。どれをとっても年季を感じさせる完成された技術に、相対する四天王の動きにすら焦りを感じさせる。

「貴様は一体、何者だ?」

四天王の問いかけも必然の実力。
遂には相手の槍を弾きとばし、勝利への王手をかけた。

(次回へ続く・・)

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