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MASAの飛空挺建造計画、頓挫。予算1兆マニーがパー。

カンザ都市同盟の連邦機関、カンザ航空魔法局(Magick And Sky Administration、MASA)は、本日行われた定期会見で飛空挺建造プロジェクトが頓挫し事上凍結状態になっていることを発表した。

MASA主導で2年前に始まった飛空挺建造プロジェクトは、次世代の交通手段を作るという目的のもと同盟予算約一兆円を使って開始された。各国から著名な魔法技術者を集め昨年末まで研究開発が続けられており、実際に小型船舶での飛行には成功していたが、飛行状態を維持するために必要な魔力の効率化が上手くいかなかった。

MASAでプロジェクトの開発主任を勤めていたマルケロ博士は、「戦艦クラスの船を30分飛行させるのためには、ざっと一般的な魔法使い約2000人分の魔力が必要なんじゃ。試行錯誤はしたんじゃが、どうしても魔力の効率化が上手くいかなくてのぉ。研究者としては本当に悔しいが一旦プロジェクトは中止にせざるをえんかった。」とコメントをだした。

マルケロ博士は、昨年9月に一人娘と死別し、今年の3月妻と離婚している。